目次
Razer Kitsuneとは
2023年9月に様々なゲーミングデバイスを扱うRazerから発売された格闘ゲーム用レバーレスアーケードコントローラー「Razer Kitsune(レイザー キツネ)」。
高精度で応答性の高いオプティカルスイッチを採用し、持ち運びしやすい薄型設計に加え、高級感あるアルミ製プレートが特徴です。
開封
パッケージを開くと、まず高級感あるプレートに感動しました。質感は「ひんやりサラサラ」手に持ってみると少し「ずっしり」とした重量と同時に「薄さ」に驚きます。
同梱物
Razer Kitsune本体
USB、USBタイプCケーブル
説明書
裏面は無数の突起したラバー素材でちょうどいい重量感と相まって、操作につい力が入ったりしても「しっかり固定」されるよう設計されています。
見た目に小さいのが少し気になっていましたが実際に手を添えると「ピッタリ」のサイズ感でした。
ボタンの押した感触は「ポクポク」といった感触。押した感じはしっかりありますが音が静かだったのが意外でした。↑ボタンの大きさは直径33.7㎜、その他メインボタンは28.7㎜となっていて丁度いい大きさなのでかなり押しやすいです。
PS5とRazer Kitsuneを接続するUSBケーブルです。保護キャップを外すとRazerのイメージカラーのグリーンが見えるようになっていました。
性能
対応OS | PS5、PC ※PS5でPS4ゲームプレイ時は使用可能 |
サイズ | 21×29.6×1.92㎝ |
重さ | 815g |
ボタン | オプティカルスイッチ |
素材 | 前面アルミ製 (取り外し可能) |
ライティング | Razer CHroma RGB対応 |
オプティカルスイッチ
アクチュエーション距離を短くし、応答性の向上させた高速スイッチを搭載。ボタンに指を添えて少しでも力を加えると反応するといった感じです。
ケーブル固定具
誤ってケーブルが外れないよう固定する内臓ロック。大会に出場される方にとって万が一ケーブルが外れることがないように設計されているこの機能は神機能ではないでしょうか。
取り外し可能トッププレート
トッププレートは簡単に取り外し可能です。初回発売で春麗エディションとキャミ―エディションが用意されましたが今後はカスタマイズできるトッププレートが増える事に期待です。
トーナメントロックスイッチ
トーナメントロックスイッチをロック状態にすると「作成」「オプション」「PS」「L3」「R3」のボタンが無効になり、誤入力を防ぐことが出来ます。
Razer CHroma RGB対応
カスタマイズ可能なライティングが綺麗でテンションも上がります。派手過ぎず丁度いいライティングです。
ライティングのカスタマイズ方法
トーナメントロックスイッチをロック状態にして、作成ボタンを押しながら↑ボタンでライティングの切り替えが出来ます。
オフ→スタティック→スペクトラムサイクリング(デフォルト)→ウェーブ→ブリージング→リアクティブの順に切り替え。
スタティック、ブリージングの効果切り替え
トーナメントロックスイッチをロック状態にして、スタティックまたはブリージング効果を有効の状態で作成ボタンを押しながらR1またはR2ボタンを押すと効果の色を切り替えることが出来ます。
緑(デフォルト)→青→黄→シアン→オレンジ→白→赤
スペクトラムサイクリング、ウェーブ、ブリージングの効果アニメーション速度切り替え
トーナメントロックスイッチをロック状態にして、スペクトラムサイクリング、ウェーブ、ブリージングの効果を有効にした状態で作成ボタンを押しながらL1またはL2ボタンを押すとアニメーション速度の調整が出来ます。
明るさの調整
トーナメントロックスイッチをロック状態にして、作成ボタンを押しながら△または〇ボタンを押すと明るさの調整が出来ます。
実際にスト6をプレイしてみる
実際にスト6を遊んでみると左右の移動のしやすさに感動します。レバーレスアケコンならとっさのガードはもちろん、慣れれば様々な操作が素早く出来そうです。(筆者は初めてのレバーレスアケコンなのでまだまだ練習が必要です。)
レバーレスアケコンを操作してみて、筆者は1ボタン操作でのモダンタイプで遊んでいましたが、レバーレスアケコンなら昔の格闘ゲームのようにクラシック操作でもやれそうだと感じました。
格闘ゲーム用パッドと比較
以前まで使用していたHORIファイティングコマンダーはPS5純正のデュアルセンスと比べるとかなり使いやすいコントローラーでしたが、唯一といっていい不満が「移動入力」でした。具体的には十字キーでもスティックでも前進した後にとっさに後方にキーを入れてガードが遅れる点です。これがダイヤ帯になってくるとめちゃくちゃストレスに感じていました。
その点レバーレスは前進ボタンから後方ボタンがとっさに押すことが出来ます。
攻撃面でもパッドは使用できる指が多くて親指、人差し指、中指になるのがアーケードコントローラーなら薬指、小指まで使うことができ、慣れればより高度な操作も可能になります。
2024年1月にHORIからコンパクトサイズのアケコン「ファイティングスティックmini」が発売されました。安価でレバー付のアケコンを探している方はチェックしてみてください。↓
まとめ
といことでRazer KitsuneをPS5版スト6で実際に使ってみた感想を「良い点」と「気になった点」にまとめていきます。
良い点
とっさのガードなど操作がしやすい
コンパクトなサイズ感で持ち運びもしやすい
応答速度の速いオプティカルスイッチが静音性も〇
アルミ製トッププレート採用で高級感あり
レバーレスアケコンならパッドや通常のアケコンより移動入力が速く試合を有利に進めることが出来ます。コマンド入力も慣れればレバーレスアケコンの方がミスが減り簡単に出すことが出来ます。
気になった点
価格が高い
汎用性がない
操作に慣れが必要
正直購入に迷う価格設定でした。格闘ゲーム専用なので汎用性はありません。筆者は初めてのレバーレスアケコンなのでまだとっさにボタンが押せず特に↑ボタン(ジャンプ)に慣れが必要でした。
以上レバーレスアケコンRazer Kitsuneの実機購入レビューでした。
レバーレスアケコンは「慣れ」が必要ですが、使いこなせれば抜群の操作性は間違いないので、これから練習してRazer Kitsuneを使いこなせるようになり、マスターランク目指していきたいと思います。