RedMagic 10 AirでCODモバイルが120fpsに？フレーム補完の設定と注意点

こんにちは、HITONORI BLOGです。

今回は、ゲーミングスマホ「RedMagic」に搭載されている、少しマニアックですが効果絶大な機能「フレーム補完」について解説します。

最新のゲームアプリを遊んでいて、こんなふうに感じたことはありませんか。

「グラフィックは綺麗だけど、動きがなんだかカクカクする」

「視点を動かすと背景がブレて、目が疲れる」

実はこれ、スマホの性能不足ではなく、ゲーム側の設定や仕様が原因であることが多いのです。しかし、RedMagicを持っていれば、そんな悩みとはおさらばできるかもしれません。

この記事では、ゲーム体験を劇的に変える「フレーム補完」について、専門用語を使わずに分かりやすく解説していきます。

【注意点】

機種による違い: 上記はRedMagic 9/10シリーズなど、独立した映像処理チップ（Red Core）を搭載したモデルでの対応状況が中心です。古い機種では一部非対応の場合があります。
設定の名称: 機種やOSのバージョンにより「フレーム補完」「フレームレートブースト」「高フレームレート」など名称が異なる場合があります。
今後の追加: メーカー（Nubia）は対応タイトルを順次拡大すると発表しており、アップデートで「200以上のタイトル」に対応予定との情報もあります。

そもそも「フレーム補完」ってなに？

まずは、この機能の正体について簡単にお話しします。

動画やゲームは、パラパラ漫画と同じ原理で動いています。1秒間に何枚の絵が切り替わるかを示す数値を「フレームレート（FPS）」と言います。

しかし、世の中にある全てのゲームが120FPSに対応しているわけではありません。特にグラフィックが重いオープンワールドRPGなどでは、60FPSや30FPSに制限されていることがよくあります。

そこで活躍するのが、RedMagicの「フレーム補完」です。

これは、Ａという絵とＢという絵の間に、AIが予測して作った「中間の絵」を自動で挿入する技術です。

つまり、もともと60枚しかなかったパラパラ漫画の隙間を埋めて、無理やり120枚にしてしまうのです。これにより、本来はカクつくはずのゲーム映像が、まるで最新の高性能ゲームのように「ヌルヌル」動くようになります。

実際にこの機能をオンにすると、どのような変化があるのでしょうか。主なメリットは2つ、注意点が2つあります。

キャラクターが走ったり、視点を左右に素早く振ったりした時の「残像」が劇的に減ります。

特に「鳴潮」や「原神」のような広大なマップを移動するゲームでは、背景の景色が滑らかに流れていくため、没入感が段違いです。目が追いつきやすくなるので、長時間のプレイでも疲れにくくなる効果も期待できます。

通常、動きを滑らかにするには画質設定を下げる必要がありますが、RedMagicなら「高画質のまま」滑らかさを手に入れることができます。

「画質は落としたくない、でもカクつくのは嫌だ」というワガママな願いを叶えてくれる機能と言えるでしょう。

もちろん、良いことばかりではありません。プロとして、デメリットもしっかりお伝えします。ここが最も重要なポイントです。

映像を作り出すために計算処理を行うため、ボタンを押してから画面が反応するまでに、ごくわずかな遅延（ラグ）が生じることがあります。

RPGやアクションゲームなら気にならないレベルですが、0.1秒を争う「FPS（射撃ゲーム）」や、タイミングが重要な「音ゲー」では、操作に違和感を感じるかもしれません。

AIが予測して絵を作るため、キャラクターが超高速で移動した際などに、輪郭がボヤけたり、不自然なブロックノイズが出たりすることがあります。

この機能は「万能」ではありません。ゲームのジャンルによって使い分けるのが正解です。以下の表を参考にしてみてください。