ガジェットファンの皆さん、こんにちは。HITONORI BLOGです。
ゲーミングスマホの限界に挑戦し続けるREDMAGICシリーズREDMAGIC 10 Airに搭載された「ディアブロモード」をご存知でしょうか。
結論からお伝えします。このモードは「異次元の処理能力」を解き放つ魔法のスイッチですが、代償として「凄まじい発熱」を伴う諸刃の剣です。
しかし、REDMAGIC 10 Airにはその弱点を補う「充電分離」という強力な武器も備わっています。今回は、REDMAGICで最高のゲーム体験を求める皆さんに向け、このモードの正体と賢い活用術を徹底解説します。

目次
ディアブロモードとは何か。スマホの限界を突破する野生のパワー
ディアブロモードを一言で例えるなら、車の「リミッター解除」です。
一般的なスマホは、故障や火傷を防ぐために、あえて80パーセント程度の力で動くよう制限されています。しかし、このモードをオンにすると、REDMAGIC 10 Airの心臓部が「100パーセント以上のフルパワー」で駆動し始めます。
ディアブロモードに設定する方法
ディアブロモードに設定するには「ゲームスペース」を開き、左の各項目から「最大のパフォーマンスまたはディアブロモード」をタップし、注意書きのポップアップをOKすれば設定完了です。


圧倒的な処理能力と引き換えにするもの

重いゲームも驚くほど滑らかに動く。これこそが最大のメリットですが、同時に「急激な温度上昇」を招きます。
パフォーマンスと発熱の比較表
ディアブロモードを使用した場合と、通常のバランスモードを比較しました。
| 項目 | バランスモード | ディアブロモード |
| 処理速度 | 快適な動作 | 「圧倒的」な爆速 |
| フレームレート | 安定重視 | 「最高設定」で固定 |
| 端末の温度 | ほんのり温かい | 「非常に熱い」状態 |
| バッテリーへの負荷 | 標準的 | 「非常に高い」負荷 |


画像からも確認できますが、5分ほどのAunTuTUベンチマークテストをしただけでバッテリー温度44℃、CPU温度64.8℃まで発熱しています。


一方でバランスモードでは同じAunTuTUテストをしてもバッテリー温度39℃、CPU温度46.3℃に留まりました。
発熱と劣化を防ぐ救世主「充電分離」機能の活用
ハイパフォーマンスを維持する上で最大の敵は「熱」によるバッテリーの劣化です。そこで輝くのが、REDMAGIC 10 Airに搭載された「充電分離(バイパス給電)」という機能です。
バッテリーを通さず直接動かす仕組み
通常、スマホは「充電器からバッテリーへ、バッテリーから本体へ」と電気が流れます。しかし充電分離をオンにすると、充電器からの電気を「バッテリーを介さずシステムへ直接」送り込みます。
- バッテリーが熱を持たないため「寿命が延びる」
- 充電による「余計な発熱」をカットできる
- 長時間のプレイでも「安定した電力」を供給できる
まさに、ディアブロモードで全力疾走するための「外部電源」のような役割を果たしてくれます。
知っておくべき3つの注意点
充電分離があるとはいえ、ディアブロモードを使う際には「準備」が必要です。
1. 外部冷却ファンはやはり必須
内部の熱を逃がすには、内蔵ファンだけでは不十分な場合があります。
「別売りの冷却クーラー」を背面に取り付け、外側から強制的に冷やすことで、初めてその真価を安全に発揮できます。
2. 部屋の温度管理も重要
夏場の暑い部屋では、どれだけ冷やしても限界があります。
「エアコンの効いた涼しい環境」でプレイすることが、デバイスを長持ちさせる秘訣です。
3. ゲーム以外ではオフにする
SNSや動画視聴でこのモードを使うのは、近所のスーパーにF1マシンで行くようなものです。
「原神」や「ゼンレスゾーンゼロ」といった、最新の「超重量級ゲーム」を最高画質で遊びたい時だけ選ぶのが、賢い大人のガジェット術です。
まとめ。最強のパワーを飼い慣らす快感
REDMAGIC 10 Airのディアブロモードは、万人向けではありません。しかし「充電分離」を活用し、適切な冷却対策を行えば、これまでにない「究極のゲーム体験」を手にすることができます。
「圧倒的な力」と、それを支える「賢い機能」。この両方を使いこなして、最高のモバイルゲーミングライフを楽しみましょう。