PS5を購入すると同梱されているデュアルセンス(PS5用コントローラー)ですがゲームを最大限に快適に楽しむには少し物足りなくなってきます。筆者は主にAPEXで遊んでいますが通常のデュアルセンスではとっさに複数の操作が出来ずストレスを感じていました。
APEXのような複雑な操作でプレイヤーの強さに影響が出るゲームで必要なのが背面にボタンが追加されている多機能なコントローラーです。PS5ではデュアルセンスの上位版のデュアルセンスエッジを始め、SONYライセンスのコントローラーが続々発売されていますが、その中でもこの記事では2023年にNACONから発売された「ナコンレボリューション5プロ」と「デュアルセンスエッジ」を比較していきます。
PS5で使いやすい多機能なコントローラーを探している方は参考にしてみてください。
目次
ナコンレボリューション5プロとデュアルセンスエッジの外観・性能比較
まずは外観の比較から。どちらも高級感はあるカッコいいデザインで甲乙つけがたいですが個人的にはナコンレボリューション5プロの外観と右スティックの縁が光るイルミネーションが気に入ってます。
ケース
高級なコントローラーを収納するケースはどちらもしっかりした作りでデュアルセンスエッジのケースはサラサラした質感のプラスチックに近いケースに対してナコンレボリューション5プロのケースはナイロン製。中身もちゃんと作られていて持ち運びしても大事なコントローラーとアタッチメントを保護できます。
スティック
ナコンレボリューション5プロはホールエフェクト磁気センサースティック採用で従来のスティックより耐久性が高く長持ちする設計になっています。一方デュアルセンスエッジは交換可能モジュールとなっていて壊れても自分で交換できる設計です。
十字キー
ナコンレボリューション5プロは2種類の十字キーが用意されていて付け替えることが出来ます。丸形は8方向が押しやすく十字は斜めに誤爆しにくいので遊ぶゲームで使い分けが出来ます。一方デュアルセンスエッジは十字のみで押し感が硬いので押しづらいのが気になります。
サイズ感
正面と側面の外観を比べるとわかるとうりナコンレボリューション5プロが大きく設計されています。手が小さい方はデュアルセンスエッジの方が握りこんだ感触はしっくりくると思います。
スティック配置
スティック配置はナコンレボリューション5プロが上部に配置されているXboxタイプになっています。デュアルセンスに慣れている方は慣れが必要ですが個人的にはどちらの配置でも操作感に支障はありませんでした。
ボタン
ボタンはどちらも「ポクポク」感のメンブレンタイプですがナコンレボリューション5プロが大きめに設計されているので押しやすかったです。デュアルセンスエッジは特にオプションボタンが硬くて押しにくいのが気になります。
背面ボタン
背面を比べるとナコンレボリューション5プロはグリップが広めに設計されていますがデュアルセンスエッジは握る部分の内側にグリップが付いています。トリガーストップはナコンレボリューション5プロが2段階でデュアルセンスエッジは3段階です。背面ボタンですがナコンレボリューション5プロが4つでデュアルセンスエッジは2つ。
デュアルセンスエッジは背面ボタンの形が2種類用意されているので好みに合わせて選べます。
背面ボタンの数はナコンレボリューション5プロの方が多くて便利ですが押しやすさは断然デュアルセンスエッジでした。
デュアルセンスエッジの背面ボタンはマグネットで簡単につけ外しが可能で尚且つ操作していても簡単に外れない設計になっています。
トリガー
トリガーの押しやすさはナコンレボリューション5プロの方が大きくL2R2に反りがあって押しやすい感じです。個人的にはどちらもマウスクリックじゃないのが気になっています。
カスタムキット
カスタムキットはナコンレボリューション5プロの方が充実していますが必要かどうかは個人差があると思います。
スペック比較表
スペック | ナコンレボリューション5プロ | デュアルセンスエッジ |
---|---|---|
価格 ※Amazon調べ | ¥34,800 | ¥27,665 |
スティック配置 | Xboxタイプ | PSタイプ |
スティック | ホールエフェクト磁気センサー | 交換可能モジュール |
天面ボタン | メンブレンでボタンサイズが大きい | メンブレン |
サイズ | 165×120×65mm | 160×106×66mm |
重さ | 307g | 327g |
背面ボタン | 4つ | 2つ |
トリガーストップ | 2段階 | 3段階 |
ワイヤレス使用時 バッテリー持ち | 10時間 | 5時間~10時間 |
カラー | Black、white | 色展開なし |
スティック感度 ボタン割り当て | PC必須※2024年アプリをリリース予定 | PS5で完結できる |
カスタムキット | 3種類のスティック、十字キー、2種類スティックリング 3種類おもり、外部マイク | 3種類スティック、2種類背面ボタン |
注目は価格がおよそ7,000円差があるのでそれに見合った性能差をナコンレボリューション5プロに見出せるかが購入するときのポイントだと思います。
ナコンレボリューション5プロの一番の特徴であるホールエフェクト磁気センサースティックは耐久性が高いので長持ちするとの事ですがデュアルセンスエッジもスティックモジュールが交換可能な設計になっています。
カスタマイズはPC必須になりますがナコンレボリューション5プロの方がスティック感度やイルミネーションなど細かなカスタマイズが可能です。デュアルセンスエッジはPS5で完結できるのでPS5で遊ぶならデュアルセンスエッジがカスタマイズしやすいです。
ナコンレボリューション5プロはPCを持っていな方は十分に性能を引き出せないのが気になるポイントです。ただワイヤレスで遊ぶのにはナコンレボリューション5プロはめちゃくちゃ充電持ちが良いのでお勧めです。
APEXでの使用感比較
Apexでは感度によってどちらも操作しやすい印象でした。
リニア感度→デュアルセンスエッジ
クラシック感度→ナコンレボリューション5プロ
といった感じです。理由はデッドゾーンにあってナコンレボリューション5プロはPCでデッドゾーンを0に設定しても全くの0になりません。スティックをわずかに傾けた時の反応はデュアルセンスエッジの方が良かったからです。ということでリニア感度を使っている方はデュアルセンスエッジの方がおすすめです。ナコンレボリューション5プロはデッドゾーン以外は素直にボタンの押しやすさと背面ボタンの多さで使いやすいコントローラーでした。
スト6での使用感比較
ストリートファイター6ではモダン操作で遊んでみた結果ナコンレボリューション5プロが使いやすい印象でした。
理由はボタンがデュアルセンスエッジより大きく背面ボタンが多いからです。ボタンの押し込みの硬さもナコンレボリューション5プロの方が気持ち軽いので遊んでいて全くストレスがありません。ただ格闘ゲームでは筆者が愛用しているパッドのHORIファイティングコマンダーを使った方が断然快適です。
まとめ
相対的にナコンレボリューション5プロの方が多機能で使いやすさはありますが、価格差を考えるとおすすめはデュアルセンスエッジの方です。SONY純正ということもあってカスタマイズもPS5で完結できます。遊ぶゲームでも使い勝手は変わると思いますが、こだわりがなければデュアルセンスエッジでも十分な機能が備わっているので総評としてデュアルセンスエッジはPS5で遊ぶのに「買って後悔しない多機能コントローラー」でした。
デュアルセンスエッジがおすすめな人
FPSゲームを本気で遊びたい
背面ボタンが2つ使いたい
PCが無くてPS5でカスタマイズしたい
レボリューション5プロがおすすな人
背面ボタンが4つ使いたい
ワイヤレスで長時間遊びたい
PCで細かなカスタマイズがしたい