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ゲーミングイヤホンで評判の高いブランド「Final」とはどんなブランド?
「final」は、日本の音響機器メーカーです。特にイヤホンやヘッドホンにおいて高い評価を得ており、その製品は音質の高さやデザイン性の美しさで知られています。オーディオファンだけでなく、プロのミュージシャンからも支持されており、長年にわたり多くの製品を生み出してきました。
finalの製品は、単に音を出すだけでなく、音楽やゲームの世界をより深く、より豊かに体験できることを目指しています。VR3000 wirelessもその一つで、ゲーミングに特化した高い技術とデザインを融合させたワイヤレスイヤホンとなっています。
実機開封
同梱物
パッケージを開けるとfinal VR3000 Wireless 本体、2.4GHzレシーバー、イヤーピース×8、取扱説明書が同梱されています。充電に必要なUSB-Cケーブルは入っていませんでした。
外観・ファーストインプレッション
充電ケースの質感は「サラサラ」でサイズ感はかなり小さく持ち運びしやすいサイズ感。充電ケース上部には「final」のロゴがはいっており見た目は高級感あり。前面にリセットボタンと電池残量が分かるLED、下部にUSB-C差込口と全体的にシンプルなデザインです。
イヤホンのデザインがめちゃくちゃ良い。ゲーム用途だけでなく普段使いにも使いたくなるような見た目でかなり気に入りました。
超低遅延レシーバー
こちらのレシーバーを使用して超低遅延でのゲームプレイが可能になります。使い方は簡単でデバイスのUSB-Cに差込みイヤホンを充電ケースから取り出すだけ。
付属イヤーピース
付属のイヤーピースはS・M・L・LLの4種類と幅広く対応しています。
SE音が聴きやすい!臨場感あふれるサウンドでゲームの世界に没入
VR3000 wirelessは、ゲーミングに特化して開発されただけあり、音質は高評価です。
音質について
- 定位感の高さ: ゲーム中の音源の位置を正確に把握でき、より臨場感のあるプレイが可能。
- 解像度の高さ: 細かな音もクリアに聞き取れ、ゲーム中の状況を的確に把握できる。
- 低音の力強さ: 爆発音やエンジン音など、低音の再現性も高く、迫力のあるサウンドを楽しめる。
これらの特徴により、まるでゲームの世界の中にいるような感覚を味わえます。
超低遅延で快適!ストレスフリーなゲームプレイを実現
ゲーミングイヤホンにとって、遅延は非常に重要な要素です。VR3000 wirelessは、2.4GHz接続のレシーバーを使用した独自の技術により、超低遅延を実現しています。これにより、映像と音がズレるといったストレスを感じることなく、快適にゲームを楽しむことができます。
長時間装着しても疲れにくい!快適なフィット感
長時間ゲームをする場合、イヤホンの装着感は非常に重要です。VR3000 wirelessは、人間工学に基づいた設計により、耳への負担を軽減し、長時間快適に装着することができます。また、様々なサイズのイヤーピースが付属しているので、自分の耳にぴったりフィットするものを選ぶことができます。
PS5で実際に使用してみた
めちゃくちゃ快適でした。全く遅延は感じません。レシーバーをPS5のUSB-C差込口に挿しっぱなしにして電源ON、イヤホンを充電ケースから取り出すだけで簡単に超低遅延での接続が可能です。ただし接続の際の気になる点がありましたので「気になった点まとめ」に記載しています。
スマホで使用してみた
全く遅延は感じられませんでしたが、レシーバーをUSB-Cに装着するとさすがに手に持った際に気になります。プレイ不可能ではありませんが、出来れば持ちやすさは確保したいところです。
【比較】final VR3000 wireless vs ソニー INZONE Buds
finalが届くまでゲームで使っていたイヤホンはソニーのINZONE Budsです。INZONE Budsがめちゃくちゃ満足できるイヤホンなので比較していきます。※ここでの比較はあくまで実際に両方使ってみた個人的な比較感想です。
特徴 | final VR3000 wireless | ソニー INZONE Buds |
---|---|---|
価格 | ◎¥15,800 | ○¥29,700 |
音質 | ○定位感、解像度が高いが全体的に軽い音質 | ◎バランスの取れた音質で、ゲームだけでなく音楽鑑賞にも最適 |
超低遅延2.4Ghzレシーバー | ○全く遅延を感じない | ○全く遅延を感じない |
ANC(ノイキャン) | ○ | ○ |
外音取り込み | ○ | ○ |
装着感 | ○疲れにくい | ◎長時間装着しても疲れにくい |
連続使用時間 | ○8時間 | ◎12時間 |
Bluetooth接続 | ○ただしゲーミングモード非搭載 | △Bluetooth LEオーディオのみ、対応デバイスが限られる |
防水 | ◎IPX5 | ○IPX4相当 |
アプリ | ○専用アプリ対応で10バンドEQの設定が可能 | ◎PC専用アプリ対応で細かな設定が可能 |
Bluetooth接続:ソニー INZONE Budsは従来のBluetooth接続は対応しておらず、「Bluetooth LEオーディオ」のみ接続可能な点が注意です。final VR3000 wirelessは従来のBluetooth接続には対応していますが、ゲーミングイヤホンによくある「低遅延ゲーミンモード」は搭載されていません。
良かった点まとめ
ということでいったん良かった点をまとめていきます。
1.ゲームSEが聴き取りやすい音質
さすがfinal VR3000を踏襲しているだけあってゲームSEが聞き取りやく設計されているというのが感想です。
2.超低遅延で全くストレスを感じない
本当にシビアな音ゲーはもしかすると気になったりするかもしれませんが、PS5でAPEXレジェンド、スマホでPUBGモバイルを試してみて遅延は全く感じませんでした。
3.デザインがカッコよく普段使い出来る
初めからゲームだけの用途で考えていたんですが、実際に触ってみるとゲーミングイヤホンらしからぬ、普段使いでも使えるカッコいいデザインでした。ゲーム以外でも使えるのはコスパがめちゃくちゃ良いと感じます。
4.完成度のわりに低価格でコスパが良い
見た目、音質、性能など完成度が高く、価格は¥15,800と正直コスパがめちゃくちゃ良いゲーミングイヤホンだと感じます。個人的に連続使用が長いのも高評価ポイントでした。
気になった点まとめ
実際に気になった点は4つ。完成度は高いイヤホンなのは確かですが、個人的に気になった点を挙げていきます。
1.Bluetooth接続時に低遅延モードがない
レシーバーによる超低遅延が売りなのでしょうがないかと思いますが、出来ればBluetooth接続したときも低遅延モードが欲しかったです、というのはスマホで使用する際、レシーバーをUSB-Cに挿せば超低遅延でゲームが遊べますが、充電が出来ません。スマホゲームでは充電しながらイヤホンをする場面が多い為、Bluetooth接続時の低遅延モードが欲しかったという事です。またはAnker SoundcoreVR P10のようにレシーバー自体にUSB-C充電口を付けて充電しながら低遅延を体験できる作りにすれば完璧でした。
2.スマホでBluetooth接続をした後はPS5に2.4GHz接続レシーバーを挿していてもBluetooth接続が優先される
PS5にレシーバーを挿しっぱなしにて電源を付け、イヤホンを取り出すとあらかじめBluetooth接続で登録されているデバイスが優先されます。筆者の場合はいったんスマホのBluetooth接続を解除してからPS5と接続するひと手間が煩わしく感じました。
3.アプリが簡素
アプリはEQ(エコライザ)が若干触れる程度で、最近のイヤホンによくある大量のEQプリセットもなく、あくまでゲームに特化されたイヤホンとい感じでした。
4.レシーバーを充電ケースに収納できない
充電ケースにレシーバーが収納する場所が無い為、使わない場合に失くしそうで保管場所に困りそうです。同じようにレシーバーを使った超低遅延ゲーミングイヤホンのAnker Soundcore VR P10やソニーのINZONE Budsは充電ケースにレシーバーを収納できるようになっています。
5.その後何回か使用していてPS5に2.4GHz接続するたびに音量がリセットされるのに気づきました。接続時の音量が小さいので大きくするんですが、PS5に繋げるたびに音量が小さい状態になります。※今のところ設定が見つからず調査中です。
総括・まとめ
いくつか気になった点もありましたが総評してfinal VR3000 wirelessは、コスパの良いゲーミングに特化した高性能なワイヤレスイヤホンでした。2万円台のイヤホンと比較しても完成度の高い音質、超低遅延など体験できます。特に、2.4GHz接続を使った「超低遅延」でのゲームプレイは全くストレスを感じないので、めちゃくちゃ快適です。
もしコスパよく、より没入感のあるゲーミング体験を求めているなら、final VR3000 wirelessはぜひ試してみてほしいゲーミングワイヤレスイヤホンです。
良かった点まとめ
- ゲームSEが聴き取りやすい音質
- 超低遅延で全くストレスを感じない
- デザインがカッコよく普段使い出来る
- 完成度のわりに低価格でコスパが良い
気になった点まとめ
- Bluetooth接続時に低遅延モードがない
- スマホでBluetooth接続をした後はPS5に2.4GHz接続レシーバーを挿していてもBluetooth接続が優先される
- アプリが簡素
- レシーバーを充電ケースに収納できない
- PS5に繋げるたびに音量リセットされる