ついにコントローラーの最適解にたどり着いたかもしれません。今回紹介する「HEX GAMING PHANTOM ホールエフェクト版」は今まで数々のコントローラーを試してきた中で圧倒的に使いやすく、なんといってもデザインがカッコいい。
結論を言うと性能面も完成されていて、めちゃくちゃ使いやすいコントローラーでした。唯一気になる点は価格が高いという事だけ。
使いやすいと感じた点
・ホールエフェクトスティックでスティックが壊れにくい。
・同梱のキットでスティックドリフトを調整できる。
・背面4ボタンの位置と押し心地が良い(マウスクリック)。
・L2R2トリガーにトリガーストップ機能あり(マウスクリック)。
・アダブティブトリガー機能が残っているのでFPS以外でも使える。
目次
HEX GAMINGとはどんな会社?
HEX GAMING(ヘックスゲーミング)はPS5を含む様々なコントローラーのカスタマイズキットを販売しているExtremeRate Limitedの子会社です。過去には筆者もデュアルセンスのカスタマイズ記事でこちらのキットを使わせてもらいました。
HexGamingは、ExtremeRate Limitedの子会社です。ExtremeRateは14年以上にわたり、カスタムゲームコントローラーの開発において豊富な経験を積んできました。現在、その革新的なカスタムソリューションの専門知識を活かし、HexGamingという新しいブランドを立ち上げ、プレイヤーが自分だけのコントローラーを作成できる環境を提供しています。
HexGamingは、勝利をカスタマイズするために、プレイヤーが最高のパフォーマンスを発揮できるように、事前にカスタマイズされたeスポーツ用コントローラーを提供します。
HexGamingが提供する多彩なスタイルや機能のカスタマイズにより、ゲーム体験と操作スキルを向上させましょう。フロントおよびバックシェル、サムスティック、トリガーコントロールメカニズム、エルゴノミックな背面ボタンなどを自由にカスタマイズ可能です。HexGamingを通じて、プロフェッショナルなゲーム体験と操作感を手に入れましょう。
HEX GAMINGより引用
ということでHEX GAMINGのコントローラーなら性能面でもかなり期待できそうなので実際に購入してレビューしていきたいと思います。
PS5で使えるプロコン
HEX GAMINGのPHANTOMは中の基盤はデュアルセンスを使っているので、もちろんPS5でも使うことが出来ます。以下レビュー記事の内容はPS5で使用したものです。
開封
今回はAmazonにて購入しました。箱を開けるとコントローラー本体と8つの交換スティックが入っているケースが確認できます。
ファーストインプレッションは「デザインがカッコ良い!」実際に握ってみると表は触り心地の良いサラサラしたプラスティックの感触で、かといって裏のグリップが効いているので使っていて全く滑りません。
同梱物
同梱物はコントローラー本体、交換スティック、スティックドリフト調整モジュール、スティック用プロテクトリング
ボタンチェック
ボタンの押した感じは動画で紹介します。十字キーと天面ボタンはポクポク感、背面4ボタンとL2R2トリガーストップはカチカチっとマウスクリックと同じ押し感です。
ボタン配置
天面と上部はデュアルセンスと全く同じ配置になっています。
背面4ボタンは大きさ位置共に自分の手にはピッタリ。めちゃくちゃ押しやすい押し感と位置で満足できました。
スティックについて
交換スティックは全部で8つ、内訳は長い凹凸が2つずつ、短い方は凸が1つ、面積の小さい凹が2つ、面積の大きい凹が1つ。
交換は差し込むだけで簡単に交換できます。無駄な遊びもないのでしっかりした作りになっているのが分かります。
スティックドリフト調整ですがおそらく発送段階で完璧にキャリブレーションされていて、APEXの射撃場で試してみるとデッドゾーンがない状態でもほとんど視点が動かない状態になっていました。
フリークを装着してみる
エイムがしやすくなるフリークはPS5用のサイズなら装着可能でした。ただし上画像の右側3つのスティックは直径が大きく作られていて、PS5用のフリークを付けることが出来ません。
フリークが装着できない直径のスティックは、そもそもつけなくても操作がしやすく、全く問題なくエイムする事が出来ました。
使用感
背面ボタンが押しやすかったので、L1R1とL2R2は人差し指で、背面4ボタンは中指と薬指で押すいわゆる普通持ちでAPEXを遊んでみましたが、めちゃくちゃ当てやすいのと疲れないのは普通持ちのメリットですね。長時間ストレスなく遊べました。エイムがしやすくなるフリークは装着しなくても全く問題ないスティックの操作感です。
デュアルセンスエッジと比較
スペック比較 | Dualsense Edge | HEX GAMING PHANTOM (ホールエフェクト版) |
価格 | ¥34,980 | ¥36,790 |
スティック | アナログスティック (モジュール交換可能) | ホールエフェクトスティック |
背面ボタン | 2ボタン (パドル型orドーム型) | 4ボタン (すべてマウスクリック) |
L2R2トリガー | トリガーストップ3段階 | トリガーストップ2段階 (マウスクリックに切り替え) |
アダブティブトリガー | ○ | ○ |
重さ | 約336g | 約298g |
価格:今や値上がりしたデュアルセンスエッジの価格は¥34,980とかなり高価になっています。HEX GAMING PHANTOMは¥36,790と差はおよそ2,000円です。
スティック:デュアルセンスエッジのスティックは別売りで交換モジュールが用意されていて万が一故障しても自分で簡単に交換取り付けが可能です。HEX GAMING PHANTOMはホールエフェクトスティックの為物理的な摩擦がない分長持ちするのと付属の調整モジュールを使ってドリフト調整可能になっています。
背面ボタン:デュアルセンスエッジは2ボタン、2パターンのアタッチメントが用意されていて自分に合ったボタンの形状を選ぶことが出来ます。HEX GAMING PHANTOMは4ボタンのカチカチという感触のマウスクリックになっています。どちらも好きなボタンを振り分け可能。
L2R2トリガー:デュアルセンスエッジは3段階のストローク調整が可能。HEX GAMING PHANTOMは2段階でトリガーストップに切り替えるとマウスクリックに。
見た目、ボタン配置は背面以外ほとんど同じでデュアルセンスを使っているプレイヤーは違和感なくHEX GAMING PHANTOMを使えそうです。
重さはHEX GAMING PHANTOMが約298g、デュアルセンスエッジが約336gです。アダブティブトリガー、振動モーターがついてデュアルセンスエッジより軽いのは意外でした。
PS5で使えるプロコン比較
スペック | HEX GAMING PHANTOM (HE版) | Victrix Pro BFG | ナコンレボリューション5プロ | デュアルセンスエッジ |
---|---|---|---|---|
価格※Amazon調べ | ¥36,790 | ¥26,928 | ¥34,800 | ¥34,980 ※2024年9月以降 |
スティック配置 | PSタイプ(左右対称) | PSタイプ、Xboxタイプ 入れ替え可能 | Xboxタイプ(左右非対称) | PSタイプ(左右対称) |
スティックの特徴 | ホールエフェクト磁気センサー | アナログ交換可能モジュール | ホールエフェクト磁気センサー | アナログ交換可能モジュール |
デッドゾーン0設定 | ○ | ✕ | ○ | ○ |
天面ボタン | メンブレンタイプ | メンブレンor マウスクリック天面6ボタン | メンブレンでボタンサイズが大きい | メンブレンタイプ |
サイズ | 約160×106×66mm | 約160×105×60mm | 約165×120×65mm | 約160×106×66mm |
重さ | 約298g | 約267g | 約307g | 約327g |
背面ボタン | 4つ マウスクリック | 4つ メンブレンタイプ | 4つ メンブレンタイプ | 2つ メンブレンタイプ |
トリガーストップ | 2段階 ショートのみマウスクリック | 5段階 | 2段階 | 3段階 |
ワイヤレス使用時 バッテリー持ち | 20時間 | 10時間 | 5~10時間 | |
カラー | グレー、スケルトン、ブラック、ブルー、ホワイト | ブラック、ホワイト | ブラック、ホワイト、迷彩 | 色展開なし |
スティック感度 ボタン割り当て設定 | 本体でマッピング可 | 本体でマッピング可 PCアプリでデッドゾーン設定可能 | 本体でマッピング可 スティック感度設定はPCで設定※2024年アプリをリリース予定 | PS5で完結できる |
カスタムキット | スティックドリフト調整モジュール | 天面6ボタンモジュール、2種類スティック、2種類十字キー、8角スティックモジュール×2 | 3種類のスティック、十字キー、2種類スティックリング 3種類おもり、外部マイク | 3種類スティック、2種類背面ボタン |
振動機能 | ○ | ✕ | 〇※なぜかPS5では振動しない | ○ |
アダブティブトリガー | ○ | ✕ | ✕ | ○ |
ショップ | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
まとめ
PS5でも使える「HEX GAMING PHANTOM ホールエフェクト版」は性能面も完成されていて、めちゃくちゃ使いやすいコントローラーでした。価格はけして安くはありませんが、長く使えてドリフト調整できるホールエフェクトスティックとゲームプレイが快適になるのを考えるおすすめできるコントローラーでした。
使いやすいと感じた点
・ホールエフェクトスティックでスティックが壊れにくい。
・同梱のキットでスティックドリフトを調整できる。
・背面4ボタンの位置と押し心地が良い(マウスクリック)。
・L2R2トリガーにトリガーストップ機能あり(マウスクリック)。
・アダブティブトリガー機能が残っているのでFPS以外でも使える。