
S5でFPSやアクションゲームを熱中してプレイしているとき、コントローラーのスティックが勝手に動いてしまう「ドリフト現象」に悩まされたことはありませんか?
大事な局面でエイムがずれて負けてしまう……これほどストレスが溜まることはありませんよね。
純正の「DualSense Edge」も魅力的ですが、価格が高騰していたり、バッテリー持ちに少し不安があったりと、購入に踏み切れない方も多いはず。
そんな中、ついに「スティックドリフト問題」に終止符を打つ、待望のプロコントローラーが登場しました。
それが今回レビューする「Nacon Revolution 5 Pro」です。
このコントローラーの最大の特徴は、磁気を利用した「ホールエフェクトセンサー」を採用していること。物理的な接触がないため部品が摩耗せず、「理論上ドリフトしない」という驚異的な耐久性を実現しています。
決して安い買い物ではありませんが、何度もコントローラーを買い替えるコストやストレスを考えれば、結果的に「最高の投資」になる可能性を秘めています。
今回は、実際に「Nacon Revolution 5 Pro」を使い倒してみて感じた、
- 「操作性や遅延の実力」
- 「純正プロコンとの決定的な違い」
- 「買う前に知っておくべき注意点」
について、忖度なしで徹底的にレビューしていきます。
PCやPS5でのゲーム環境を「ワンランク上」に引き上げたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
目次
NACON REVOLUTION 5 PRO とは
プレイステーション公式ライセンスのプロコン「NACON REVOLUTION 5 PRO」はPS5、PS4、PCで使えるホールエフェクトセンサーを搭載したコントローラーです。

2023年12月にNACONの新作NACON REVOLUTION 5 PRO(ナコンレボリューション5プロ)が発売されました。NACON REVOLUTION 5 PROはソニーの公式ライセンスを取得したPS5、PS4、PCで使えるホールエフェクトセンサーを搭載した左右非対称デザインのコントローラーです。磁力によるホールエフェクト技術でスティックがドリフトしにくい設計になってます。有名配信者も愛用しているNACONの新作コントローラーという事でかなり期待して購入しましたので実際にプレステ5で使ってみた感想を伝えていきます。
PS5のプロコン「デュアルセンスエッジ」との比較記事はこちら↓
開封


コントローラーが収納できるケースがかなりしっかりしていてケースを開けるとレボリューション5のロゴが入ったクリーニング用の布とタイプCケーブルが同梱されており第一印象は良い感じです。


クリーニング用の布の下にレボリューション5本体とアタッチメントケース、本体の下にはドングルが収納されていました。


コントローラーを取り出して感じたのは見た目のカッコよさ。実際に手に取ってみるとグリップが効いていて持ちやすい感触です。ただ重さを感じたので何gか測ってみました。



重さは約317gとデュアルセンスで約280gなのでやっぱり重さはレボリューション5の方が重いです。


アタッチメント内容物
・ウェイト×6
・2Dパッド
・外部マイクロホン
・ジョイスティックヘッド×4
・ジョイスティック軸×4

アタッチメントは豊富でおもり3種類とスティックの太さが変えられる今属性の筒が2種類、形状が異なる交換用スティックが左右セットで2種類、十字キー、マイク接続用アタッチメントが収納されています。

おもりはグリップの裏面に装着することが出来ます。好みで3種類から選ぶことが出来ますが正直これ以上重くしたくないので筆者はつけていません。


十字キーに変えることが出来るので変えてみましたが個人的には丸型より十字の方が扱いやすかったので付け替えました。


スティックは凸型、凹型と高さがある凸型の3種類で全部試した結果「高さがある凸型」が一番操作感が良かったです。スティックの太さが変えられる金属製の筒は薄い筒と太い筒の2種類ですがデュアルセンスの操作感と近かったのが「薄い筒」の方でしたのでそちらを装着することにしました。


マイクを使えるようになるアタッチメントです。個人的には使うことはおそらくないと思いますがイヤホンをしたくない方には嬉しいアタッチメントです。
NACON R5 PROの性能
レボリューション5プロの特徴
・ドリフト減少低減のホールエフェクトセンサースティック
・トリガーレベルの調整可能
・滑りにくいエルゴノミックハンドル
ホールエフェクトスティックの操作感

一番の売りが磁気センサーを使った「ホールエフェクトセンサースティック」です。今までの物理的な接触でスティックの傾きを感知していたスティックと違い磁気センサーで傾きを感知することが出来ます。物理的な接触がないのでドリフト問題が解消されていて寿命が長いのがレボリューション5プロの最大の特徴です。
L2R2トリガーの押し心地


トリガーストップは2段階で設定できるようになっていています。APEXなどのFPSゲームでは浅いトリガーが使いやすい事から必須の性能ですが、欲を言えば「カチッカチッ」という感触のマウスクリックのトリガーにしてほしかったです。
背面ボタンの押し心地


グリップはかなりいい感じに効いていて長時間遊んでいても手汗で滑ることがありません。グリップが強いので本体は大きめのコントローラーですが持ちやすいと感じました。
背面ボタンは正直押しにくかったです。何回も使っていくうちに慣れてはきますが、手の大きさなど個人差もあると思うので手が小さい方はあまりおすすめできないというのが本音です。特に下の方の背面ボタンは未だに慣れません。
あと振動機能があるようなのですが、なぜかPS5では機能しないようです。FPSゲームなら振動機能はいらないのでいいのですが、のちのアップデートで改善されることに期待です。
NACON R5 PROとデュアルセンスを比較
デュアルセンスと並べてみると微妙にレボリューション5プロが大きいのが分かります。※筆者のデュアルセンスは背面ボタンやトリガーを改造していますがご了承ください。




操作感の違いでは〇△□×はあまり変わらない押し感ですが微妙にレボリューション5プロのボタンの方が大きいので若干押しやすい感じ。明らかに押しやすくなっているはトリガーとオプションボタンでした。
フリークは装着できるが外しにくい



高さの引くスティックヘッドにはデュアルセンスで使っていたフリークが入ります。ただめちゃくちゃ硬くて一回装着したら工具がないと外せませんでしたので注意です。
PCアプリでカスタマイズが可能







PCアプリで変更できる項目が多すぎてすべて試していませんが背面ボタンのマッピング、スティックの感度の変更などかなり高度なカスタマイズが出来るようなっています。レボリューション5プロをつかうならカスタマイズは必須だと思いました。
感度プラスについて
追記:PCソフト使ってスティックの「感度+」をオンにすると外周のデッドゾーンが無くなりエイムしやすくなります。PCを持っている方は試してみてください。PCを持っていない方は2024年にスマホアプリがリリースされるとのことですのでリリースされるまで待ちましょう。


FPS Proモードについて
2024年2月にデッドゾーンを完全に削除できる「FPS Proモード」が追加されるアップデートが来ています。APEXLegendなどのFPSゲームでは「FPS Proモード」と「感度+」を両方オンが推奨です。
実際に使ってみた感想

PS5でAPEXをレボリューション5プロで遊んでいますがめちゃくちゃ操作がしやすいです。持った感じのグリップ感がいいので少し重くても持ちやすい感じで長時間遊んでいても気にならないのと、スティックの「高さがある凸型」のスティックヘッドがめちゃくちゃエイムがしやすいです。個人的に手が大きめという事はありますが背面ボタンは慣れれば気にならなくなってきます。ただ下の方の背面ボタンは使うことはないと思います。価格も安くないので特に手が小さい方は慎重に検討した方がよさそうです。
まとめ
ナコンレボリューション5プロはドリフト問題を軽減したホールエフェクトセンサースティック搭載で様々な機能が充実していますが手の大きさによって使う人を選ぶコントローラーというのが正直なまとめです。価格は安くはないので色んなコントローラーと比較してみたり調べてみてから購入の検討をした方が良さそうです。
良かった点
・デュアルセンスと比べて全体的にボタンが押しやすい
・ホールエフェクトスティックの耐久性が高い
・アタッチメントで自分に合った操作性に変えられる
・グリップ感が強く滑りにくい
・PCアプリで細かなカスタマイズが可能
気になった点
・なぜかPS5では振動機能が機能しない
・手が小さい人は背面ボタンが押しにくい
・トリガーがマウスクリックじゃない
・デッドゾーンを0にできない ※PCアプリのアップデートで解消


