以前から狙っていた1億800万画素(108MP)カメラ搭載のスマホ「Xiaom 11T Pro」ですが、OCNモバイルONEのスマホセットでキャンペーン中に3.7万円で購入することが出来ました。※2022年11月15日~12月26日までキャンペーン中です。
正直docomoからOCNモバイルONEにMNPするついでにXiaomi 11T Proが安かったのでスマホセットで購入したんですが、
実際に使ってみた感想は「なんでこの性能でこんなに安いの?」と疑問に感じるほどコスパがいいというのが正直なところです。
発売は2021年にもかかわらず2022年のコスパがいいスマホの中でも未だに価格面で「Xiaomi 11T Pro」が圧倒的勝利といっても過言ではありません。
2022年は円安の影響もあり発売されている新機種は軒並み高騰している状況です。新モデルのXiaomi 12T Proもかなりのハイスペックで性能面では文句なしですが価格を比較するとXiaomi 11T Proのコスパの良さで優っている印象です。
2021年に発売されたハイエンドスマホのXiaomi 11T Proは円安の影響を受ける前のモデルなので低価格で購入できる、「めちゃくちゃ狙い目」のスマホでした。
2022年発売のスマホに比べて「Xiaomi 11T Pro」は断然コスパがいい!
しかもXiaomi 11T ProはGoogleからAERの認定されているので2025年までセキュリティアップデートされ、Android13のアップデートが予定されていますのでこれからも安心して使えます。Android公式ページ
XiaomiのAER認定機種はXiaomi公式から確認できます。
ということで2022年最高コスパスマホのXiaom11T Pro の実機レビューをしていきます。
※2023年4月にMIUI14アップデートがようやくXiaomi 11T Pro 日本版でも開始されました。アップデートに方法と変更点の解説は以下の記事をご覧ください。
目次
開封の儀
同梱物
- Xiaomi 11T Pro 本体
- 120W充電器
- タイプCケーブル
- 説明書
- クリアカバー
Xiaomi 11T Pro は前面保護フィルムが張っている状態でした。しかもカバーが同梱されているので買ってすぐキズを気にすることなく使うことが出来ます。
120W充電が可能なので5,000mAhの大容量バッテリーでもわずか15~20分ほどでフル充電に。Xiaomi 11T Pro は充電切れの心配がありません。
カバーまで用意されているのは嬉しいポイントです。
高級感ある外観
購入したカラーは「メテオグレー」です。濃ゆいグレーにヘアラインのような模様が高級感があって特徴的です。
付属のカバーはPU素材でソフトタイプです。早速カバーをつけてみました。
シンプルな透明カバーで外観を崩さないので全然このまま使えます。
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Xiaomi 11T Pro のスペック
スペック | Xiaomi 11T Pro |
---|---|
発売日 | 2021年10月 |
CPU | Qualcomm Snapdragon888 |
メモリ | 8GB+128GB 8GB+256GB |
外部メモリ | 非対応 |
OS | MIUI 12.5 (Android 11ベース) |
サイズ | 164.1㎜×76.9㎜×8.8㎜ |
重量 | 204g |
バッテリー | 5000mAh 120W急速充電対応 |
メインカメラ | 約1億800万画素、F1.75(メイン) 約800万画素、F2.2 視野角120度(超広角) 約500万画素、F2.4 AF3~7cm(マクロ) |
防水/防塵 | IP53 |
生体認証 | 顔/指紋 |
NFC | 〇 |
Felica | 〇 |
SIM | nanoSIM×2 |
ディスプレイ | 6.67インチ 有機ディスプレイ 120Hzリフレッシュレート |
解像度 | 2400×1080 |
安心の5,000mAhバッテリーと「神ジューデン」120W急速充電
電池消費が激しいパフォーマンスモード、リフレッシュレート120Hzで12時間ほど運用してみましたが(YouTubeを2時間ほど画面はメールの確認など結構頻繁に開いていました。)12時間以上使って30%以上も電池残量があり、120W急速充電するとわずか15以内に100%まで充電しました。
Xiaomi 12T Proの「神ジューデン」と同じ120W急速充電を備えているXiaomi 11T Proなら充電切れの心配がありません。
120Hzのリフレッシュレートで最高の操作感
「設定」→「ディスプレイ」→「リフレッシュレート」から120Hzを選択できます。
120Hzのリフレッシュレートでは操作感がヌルヌルでストレスがありません。ただし電池消耗も大きくなるので気になる方は60Hzで設定してください。
MIUI13の不具合?!スクロールのカクつきを改善する方法
リフレッシュレートを120Hzで設定しても動きがカクつく場合はデフォルトでオンになっている「メモリ増設」をオフにすると改善する場合があるようです。
「設定」→「追加設定」→「メモリ増設」に進みます。
「メモリ増設」をオフに設定。
慣れれば気にならなくなってきましたが、スクロールに関してはYouTubeを開いてスクロールするスピードが少し遅く感じます。
独自UIであるMIUIのアップデートで改善されることを期待したいところです。
進化したオーディオ
デュアル専用ピーカーでDolbyAtomos対応。
harman kardon監修のスピーカーとなっています。私が愛用していた同じXiaomiのゲーミングスマホ「BlackShark4」と聞き比べると明らかに聞き取りやすくなっているのが分かります。
独自OSのMIUI13(Android12ベース)
独自OSですがAndroid12をベースにしていますのでUIや操作は問題ありません。MIUI独自機能は使い方次第でかなり便利になります。
特に便利な機能
クイックボール
サイドバー
マルチウィンドウ※裏技あり
クイックボールの設定の仕方
「設定」→「追加設定」→「クイックボール」に進みます。
「ショートカットを選択」からシステムやアプリを設定することが出来ます。
6.7インチの大画面ではこのクイックボールがめちゃくちゃ便利です。
よく使う動作やアプリを5つまで登録することが出来ます。私は「LINE」「GMAIL」「メモ」「電卓」「時計」を設定しています。
サイドバーの設定の仕方
「設定」→「特別な機能」→「サイドバー」に進みます。
サイドバーを表示させシーンを選択できます。
サイドバーの内容はサイドバーを表示させ下にスクロールし「+」をタップし、編集することが出来ます。
例えばゲームをプレイしていたりYouTubeを視聴している際中にサイドバーを開いて、フローティングでLINEの返信をしたりすることが出来ます。クイックボールと違い使っている際中のアプリを閉じることがないのでメールの返信や確認するだけならサイドバーからフローティングで開くのが便利です。
クイックボールとサイドバーを使いこなせると効率が良くてとても便利です。
マルチウィンドウ(画面分割)を表示させる方法
こちらはMIUI13の独自機能ではありませんがAndroidスマホではよく使う便利な機能です。
マルチウィンドウで表示させたいアプリを両方立ち上げて一度タスクからアプリを長押しします。
2画面分割のマークをタップし、もう一つのアプリをタップすると2画面分割が出来ます。
2画面分割して同時に動作させることが出来ます。フローティングよりマルチウィンドウを使う方がお互いの画面が見やすいです。
Xiaomi 11T Proの2画面分割を使った裏技
クイックボールを使ってめちゃくちゃ便利にマルチウィンドウを使える裏技を紹介します。
マルチウィンドウは分割するまでに手間がかかるのがデメリットだったんですが、ワンタップで表示させるアプリを使って表示させることが出来ます。
更にクイックボールを使えば片方の画面を簡単に切り替える事が出来ます。
興味がある方は下の記事を参考にしてみてください。
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Xiaomi 11T Pro をアップデートする方法
2022年12月現在OSはMIUI13.0.6.0安定版(Android12)にアップデート可能となっています。
「設定」→「デバイス情報」に進みます。
MIUIバージョンをタップし、「アップデートを確認」で確認し、アップデートがあれば実行してください。
※Xiaomi 11T ProはGoogleからAER(Android Enterprise Recommended)のロゴを付与されており、セキュリティやOSアップデートが定期的に提供されます。AERに準拠するXiaomiのスマホ一覧
Antutuベンチマーク(V9.4.8)
ベンチマークは79万点を記録しました。今まで愛用してきたゲーミングスマホのBlackShark4(snapdragon870搭載)よりおよそ9万点高い数字です。
Xiaomi 11T Proの高性能CPUならYouTubeなどのコンテンツ消費はもちろん、ハードなゲーム用途でも問題なく遊べそうです。
1億800万画素(108MP)のカメラ性能
カメラ性能については酷評されている記事もありますが、比較されているのが10万を超えるスマホだったりします。
たくさんのスマホを触っているプロのガジェットライターからすればイマイチでも私のような一般人には(この価格なら)気にならないレベルで写真は綺麗に見えます。
Xiaomi 11T Proは安くてカメラも〇
スペック | Xiaomi 11T Pro |
---|---|
メインカメラ | 約1億800万画素、F1.75(メイン) 約800万画素、F2.2 視野角120度(超広角) 約500万画素、F2.4 AF3~7cm(マクロ) |
通常と108MPは写真を拡大すると違いが分かります。
左が通常で右が108MPを拡大した写真です。
108MPだと細かなところまで見やすくなっていました。
以前まで使用していたカメラがメインで50MPだったのでXiaomi 11T Proのメイン108MPはめちゃくちゃ綺麗に感じました。
ただし容量もかなり大きくなるのでここぞという時に使うとします。
ポートレート
ポートレートで撮影した写真はギャラリーで背景など編集することが出来ます。
スタート画面設定方法
カメラを起動してすぐに108MPや夜景モードで撮影したい場合はスタート画面に登録すると使いやすくなります。
「設定」→「アプリ」→「システムアプリ設定」→「カメラ設定」→「カスタマイズ」「機能のレイアウト」に進み設定します。
スタート画面に登録したいモードを長押ししてドラッグするだけです。
カメラアプリを起動して「もっと見る」からでも同じように設定することが出来ます。
透かしの消し方
透かしは「カメラ設定」→「透かし」からデバイスの透かしでオンオフを選択できます。
デフォルトではオフになっていましたが、透かしを入れると写真左下に表示されます。透かしには設定した文字を入れることもできます。
シャッター音の消し方
「設定」→「追加設定」→「地域」に進み、日本以外を選びます。
「カメラ設定」からシャッター音のオンオフを選ぶことが出来るようになります。
重いゲームもサクサク動く
パフォーマンスモードにしてブーストをオンにすることで快適にゲームを遊ぶようになったり、明るさを固定できたり、Xiaomi 11T Proにはゲーミングスマホに負けず劣らずの機能が搭載されていました。
ボイスチェンジャーまで搭載されているのは驚きでした。
GAME TURBOの設定
「+」マークからアプリを登録します。
パフォーマンス設定からGPU設定までゲーミングスマホ並みの設定が可能で驚きました。
これだけ設定ができるのですべて解放してあげれば重いゲーム「原神」や「APEX モバイル」でもサクサク動いてくれます。
特にハードなゲームではゲームターボから「ブースト」ボタンをタップしてプレイすることで快適に遊ぶことが出来ます。
ゲームターボは設定したゲーム起動画面上端からスワイプして表示させることが出来ます。
発熱はするのか?
「APEX モバイル」を画質HD、フレームレート極高、明るさMAXで1時間ほど遊んでみました。確かに発熱はしますがどちらかというと「熱い」というよりは「温かい」でした。
ただスマホ本体が熱を持っているとタッチが反応しずらくなったりFPS値が落ちるので設定はあまり高くしないほうが快適に遊べます。
発熱はゲームプレイにも端末にもよくないので、できればスマホ用ファンクーラーなどで冷却できる用意はしておいた方がいいと思います。
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使用感
操作感は高性能CPUと120Hzリフレッシュレートでブラウジングからゲームまで気になる動きはありません。すべてスムーズに動作してくれます。
snapdragon888の高性能CPUで重いゲームもサクサク遊べてカメラ性能も高く、全体的に高水準でバランスが良くほとんど隙がありません。
操作するまでの画面ロック解除も指紋・顔認証の反応が速くストレスを感じません。
気になる点を強いてあげれば以下の点です。
気になる点
イヤホンジャック非対応
イヤホンジャックがないのはゲームで使用する方は気になるかもしれません。低遅延ワイヤレスイヤホンか、イヤホンジャック変換アダプタを用意しないといけません。
SDカード非対応
せっかくカメラ性能が良いので写真を残したいところですが本機は128GBと少し心もとないストレージです。108MPの写真は容量も大きくなるので写真や動画をたくさん撮る方はクラウドサービスを利用するか、外付けSDを用意する必要があります。
まとめ
Xiaomi 11T Pro は高性能CPUと120Hzリフレッシュレートでブラウジングからゲームまで気になる点はほとんどありません。すべてスムーズに動作してくれてます。
snapdragon888の高性能CPUで重いゲームもサクサク遊べてカメラ性能も高く、お財布ケータイ対応と全体的に高水準でバランスが良くほとんど隙がありません。
安心の5,000mAhに120W急速充電でバッテリー切れの心配がありません。
コスパの良いカメラスマホを探している方はXiaomi 11T Proをチェックしてみてください。