Xiaomi Pad6は2023年7月に発売された11インチWQHD+でリフレッシュレート144Hzディスプレイ搭載のAndroidタブレットです。
前々からAndroidタブレットを探していた筆者ですが、去年Xiaomi のスマホ「Xiaomi13T」を購入したので、どうせなら同じメーカーのタブレットを使いたくてXiaomi Pad6を購入しました。巷ではコスパがいいAndroidタブレットとの声をよく耳にしていましたが、噂どうりの最強コスパタブレットなのか実機レビューをしたいと思います。
結論から言うと噂どうりAndroidタブレットで最強にコスパがいいタブレットがXiaomi Pad6でした。
ただ実際に使用してみるとGPSが搭載していないなど気になる点もありましたので合わせて紹介しますのでチェックしてみてください。
目次
開封
同梱物
・Xiaomi Pad 6本体
・33W急速充電器
・USB-Cケーブル
・クイックスタートガイド
・保証カード
本体に画面フィルムが貼っていなので開封後はまず画面フィルムを張ってから使う事にしました。
33W充電器が同梱されているのは嬉しいポイントです。
Xiaomi Pad6の外観
購入したのはグラビティグレーだったんですがアルミボディの質感と合っていて高級感があります。
スペック
スペック | Xiaomi Pad6 |
---|---|
OS | MIUI14 for Pad(Android13ベース) |
プロセッサ | Snapdragon870 |
ディスプレイ | 11インチ |
輝度 | MIUI14 for Pad |
解像度 | 2880×1800 |
リフレッシュレート | 最大144Hz |
メモリ/ストレージ | 6GB/128GB |
サイズ | 253.95×165.18×6.51mm |
重量 | 490g |
リアカメラ | 約1,300万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 8,840mAh |
急速充電 | 33W急速充電 |
生体認証 | 顔認証 |
スピーカー | Dolbyクアッドスピーカー |
外部ストレージ | ✕ |
イヤホンジャック | ✕ |
GPS | ✕ |
スペック表を見るとうり「外部ストレージ」「イヤホンジャック」「GPS」は非搭載です。イヤホンはBluetooth接続で問題なく使えるんですが、原神など容量の大きいアプリも容量を気にせず遊びたいので外部ストレージは搭載してほしかったところです。
GPSが非搭載なのでナビとしては使えませんが元々ナビとしては使う事はないので個人的には問題ありませんがGPSが必要な方は他のタブレットを検討しましょう。
ディスプレイ
サイズ
サイズの数値でかなり薄いと認識していましたが実際に持つと驚く薄さでした。カメラ部分が少し出っ張りがありますがそれでもかなり薄く作られています。
バッテリ―
8,840mAhの大容量バッテリーに33W急速充電で普段使いでは充電切れの心配はなさそうです。使用し始めてリフレッシュレートや明るさを最高設定で運用していますが1日十分に持ちました。ただ高負荷のゲームをすると減るのが速いので大容量バッテリーといえど注意が必要です。
33W急速充電ですが正直あまり速いとは実感できませんでした。そもそもバッテリーが大容量なので寝るとき以外は充電の機会がありませんのでそこは安心です。
Xiaomiスマホの120W急速充電を体験してしまうと33W充電は物足りない充電速度に感じました。
AnTuTuベンチマーク
AnTuTuベンチマークv9.4.8で71万点とある程度のゲームも難なくこなせるスコアとなっています。ただ原神など、かなり高負荷がかかるゲームでは最高設定で遊ぶと発熱や端末に負担がかかり動きがカクつく場合があるので快適に遊ぶにはゲーム設定に調整が必要です。
画面分割・フローティングウィンドウ
Xiaomi Pad6は複数のアプリを同時に画面上に表示できる画面分割機能やフローティングウィンドウ機能を搭載しています。画像は①にX②にYouTube③ギャラリー④プレイストア⑤Xiaomi 13Tの合計5つの別々の画面表示をしています。
生体認証
生体認証は顔認証のみで初めは問題ないと思っていたんですが実際に使用していると顔認証の登録をしていても結構な頻度でPINコードを打って画面ロックを解除する場面があり、煩わしさを感じました。
Xiaomi Pad6とXiaomi13Tの神連携機能
Xiaomi Pad6と13Tでそれぞれ設定するとタブレットにスマホの画面をフローティングウィンドウで表示させることが出来ます。この機能を使えばXiaomi Pad6が更に便利になります。
スマホの画面をフローティングウィンドウで表示できる
現状ではスマホの画面フローティングウィンドウはXiaomi13T以上と限定されていますので気になる方はこちらもチェックしてみてください。
スマホ画面をフローティングウィンドウで表示させるとタブレットからスマホの操作が可能です。実際に動かしてみると若干のラグはありましたが問題なく動作しました。
フローティングウィンドウからドラッグでファイルの移動が出来る
Xiaomi Pad6とXiaomi13Tは連携させて画面をフローティングウィンドウで表示させることで画像やファイルをPC感覚でドラッグしてコピーする事が出来ます。
PC感覚で画像やファイルのコピーが出来るので仕事で使っても効率が上がりそうです。
動画視聴
Xiaomi Pad 6は解像度2880×1800と高画質で動画も楽しめますが、例えばYouTubeではYouTube側の画質設定が現状1080pが多くあまり真価を発揮できませんが2160pで再生できる動画ならめちゃくちゃ綺麗な画質で楽しむことが出来ます。プライムビデオでも同じでHD画質がほとんどなので高解像度を楽しむのは限定的なのが残念でした。
カメラ
約1,300万画素のリアカメラですが、正直ハイエンドスマホのカメラと比べると画素数が低くて期待していなかったのですが、思っていたより綺麗に撮れます。フロントカメラは800万画素といことでZoomなどのオンライン会議などでは問題なく使える画質です。
ゲーム
Xiaomi Pad6では「ゲームターボ」というアプリで起動したアプリごとにパフォーマンスを調整することが出来ます。その他ボイスチェンジャーやタイマーなどの機能も備えていてゲームをより快適に遊べるように設計されています。
原神で遊んでみた感想
「原神」にて画質を上げてフレームレート60に設定して遊んでみました。動き自体は問題なく動きますが、かなり発熱します。バッテリーもみるみる減っていきますので端末の寿命など考えると、ある程度設定を下げて遊んだほうがよさそうです。
原神を最高設定で遊ぶと40℃を超えカバー越しでも発熱が分かるくらいなので重いゲームはゲーム設定を調整した方がよさそうです。
PS Remote Playで快適に動作
PS5を持っていると接続したデバイスでストリーミング出来る「PSリモートプレイ」を試してみました。結果めちゃくちゃ快適でした。検証記事はこちら↓
画面分割でゲームと動画視聴が出来る
ちょっと面白い実験で画面分割を使って原神とYouTubeが動くか試してみましたが、結果は動きましたが「ガクガク」でまともにゲームが出来ない状態になります。あまり高負荷のゲームを分割して動画視聴と一緒に遊ぶのはおすすめできません。もっと軽いRPGゲームならありかもしれません。
ただし音がどちらも流れるのが気になって設定を探してみましたが見つかりませんでした。個別で細かな設定が出来るとよかったです。
HyperOSにアップデート
2024年MIUIからHyperOSへOSアップデートが出来るようになりました。高性能・高品質のXiaomi Pad6が更に性能アップするという事でめちゃくちゃ嬉しい進化となっています。
まとめ
実際に使用していると細かな気になる点はありましたがXiaomi Pad6は高性能、高品質のコスパ最強Androidタブレットでした。Xiaomi Pad6はタブレットとしての動画視聴やゲーム使いが非常に快適で、なんといっても価格が4万円台で購入できるというのが本当に驚きです。
特にXiaomi 13Tとの連携は今までにない機能を体験することが出来たので非常に満足しています。
良かった点
・価格が4万円台でコスパがいい(6GB/128GB)
・綺麗でヌルヌルの高性能ディスプレイ
・画面分割・フローティングウィンドウが便利
・Xiaomi 13Tとの連携機能がすごい
気になった点
・指紋認証で画面ロックを解除出来ればよかった
・有機ELにしてほしかった
・GPS非搭載
・外部ストレージに対応してほしかった